川崎フォトエッセイ  その65  山門    ←前 次→  HOME


 あたりまえの話だが、木造の高層ビルはない。

 せいぜい城の天守閣程度である。五重塔にしても、居住空間ではない。

 高さの目安が、どうも十階建てビルとかいうように、ビルが基準になってしまった。これは日頃から見慣れているため、比較しやすいのだろう。

 しかし、大きなお寺の講堂などは、一階建てでも、天井がやたらと高いし、さらに屋根裏を含めると、ビルでいうところの何階建てになるのか把握しにくい。でも、メートルで測ると、はっきりとしてしまう。

 それでも寺の山門とかを見ていると、数値を超えた高さやボリュームを感じてしまう。

 それは歴史の重みだろうか。有名な古寺ならば、僕の先祖も江戸時代とかに見ている可能性がある。それだけ多くの人に見られ続けているため、すんなりと接することができるかもしれない。