川崎フォトエッセイ  その366  ドアロック    ←前 →次  HOME

 壁や塀が続いていると思っていると、その中に突然ドアが出現する。ドアや扉は、開いていない状態では壁や塀の一部と変わらない。

 通りに面したドアは、大概の場合ロックされていて、外から開けることはできない。誰も入ってこない路地裏にある勝手口とかなら、開いている場合はあるが、それでも見知らぬ人が、何かの拍子でドアを開けるかもしれない。すると、家の中に侵入されてしまう。

 ドアはロックがかかるようにできているため、中に入れない状態がディフォルトだろう。ドアのロック率は、都心部の住宅地では百パーセントだろう。郊外の宅地でも、住んでいる人が始終出入りするような勝手口以外は、在宅中でも、ロックされているはずだ。

 ロックをかけなくてもいいような環境は少ないと思う。泥棒よりもセールスや勧誘員のほうが、日常的にやってくるので、さらにロックが必要になるようだ。