川崎フォトエッセイ  その453 眩しい       HOME


 あまりにも明るいものがあると、周囲のものが暗くなってしまう現象がある。
 その明るいものの影響で、ノーマルなものが暗闇の中にいるような状態になり、平面的な影になってしまう。

 光源がそこにあるのではなく、そこに反射されているだけの場合でも、見た目にはそれが光源に見える。

 親の七光りではないが、その人自身が光っていなくても、輝いて見えることがある。これも反射されたもので、見る側が感じてしまう単純な錯覚である。

 確かに光り輝いている人がいる。それを見ている側が一段も二段も輝度が低い関係の時、眩しく感じる。

 何についての眩しさなのかは当事者のプロフィールとかが分からない限り、光も射し込まない。また、その光に対して受光しない感度の人なら、光を受け取らないだろう。

 見た目だけの眩しさも存在する。この場合、ダイレクトに表象が感情に差し込んでいるのだろうか。