川崎フォトエッセイ  その494  躓きの石      HOME

 今風な背景の中には今風な物を置いたほうが違和感は少ないが、その狙いとは裏腹に、現実はリアルにできているので、タッチの異なるものが混入される。

 今風なものとはわりと簡単に手に入るもので、その辺の店で適当に買えば、大概は今風なものが入手できる。今風でないものを探すほうが難しいほどで、探してまで買うという熱意がないと難しい。そのため、それを買った場合、買った人の狙いが色濃く出てしまう。

 さりげないものとは、結局は今風なもので、こだわりを持たないで適当に買えば、今風なものを自動的に入手してしまうことになる。

 今の時代に暮らしているのだから、この時債の安易さを楽しむほうが楽である。こだわりの一品とかは、逆に自己愛的な境地が見え隠れしてしまうようで、躓きの石になりかねない。