川崎フォトエッセイ  その632  立ち話      HOME

「井戸端会議」の井戸端など、最近見かけることはほとんどない。共同井戸が消えてしまったからだ。しかし、この言葉は残り、今でも「イドバタ会議」として使われている。

 主婦達が日常生活の中で集う場は変化していく。主婦達は生活の場でお喋りをするが、成人男性は居酒屋などでお金を支払って場を得てお喋りをすることが多い。

 男性のほうが構えてしまうためか、道端での立ち話などはあまりしないし、病院などの待合室でも無口だ。女性の場合、気楽に話しかけたりしているのは、日本だけの町内事情によるものだろうか。

 ネットのチャットでも、参加者の多くは女性で、気楽に雑談を楽しんでいるようだ。男性の場合、何らかのテーマやネタがないと喋りにくいようだ。

 道端での立ち話が長時間続いているのを見ていると、懐かしいものを感じてしまう。