川崎フォトエッセイ  その828  影響下       HOME

 日陰は、何かがそこにあり、その影響で陽が当たらず、影になっている状態だが、間接光は当たっており、真っ暗なわけではない。

 日陰が必ずしも悪い状態ではない。夏場は日陰はありがたい。

 誰かが存在するため、自分が日陰になっていることもある。ある人の影響が大きすぎるため、他の人に日がささないのだ。

 だが、その関係は影響の関係であり、その影響を受けない角度もある。つまり分野が違うと、人間関係の配置も違ってくる。全く異なるメンバーでの展開となる。

 それでも、なおかつ日陰の位置ばかりにいる人もいる。これをひ弱な存在と見るか、何らかの防御姿勢であるのかはわからない。単なる癖かもしれないのだ。

 似たような言葉で「傘下」というのがある。その傘の下は「寄り親」の存在で、安全をある程度保証してくれる。自分自身の力ではなく、その傘のブランドや力で守られるのだ。