川崎フォトエッセイ  その867  喫茶店空間       HOME

 喫茶店という機能は同じだが内装によって居心地が違ってくる。壁やテーブルや椅子、そして流れている音楽や照明によって空間が演出される。

 それらの演出が無理なく自然な感じで配分されている店は、居心地がよい。またはその種の世界ができあがっている店は、ジャンルを見て最初から入らないとかの覚悟もできる。

 オーナーの性格がそのまま出ている店はわかりやすい。店の人の雰囲気と流れている音楽がミスマッチを犯していると、落ち着かないこともある。

 店内の雰囲気と、店の人の雰囲気、この二つが馴染みやすい場合、常連さんもつきやすいのかもしれない。

 同じような設計のファーストフード店でも、来ている客層によって雰囲気も違ってくる。つまり客もまた店の雰囲気に荷担しているのだ。