川崎フォトエッセイ  その902  道をゆく       HOME

 そこが道である限り、人は通ることが出来る。普通に言えば、人が通れるように道は造られたわけである。

 物理的には通れるのだが、用事でもない限り、通行はしない。そのため、通ったことのない道のほうが多いはずだ。

 道は、目的地までの過程で、所謂道中である。その道中はメインであるところの目的ではない。

 人の一生を道とたとえた場合、辿り着くのは死となる。人生という長い旅は、死によって終わりを告げる。これもまた物理的な話である。

 しかし、ほとんどの人は、死に向かっての道中とは考えていない。死が目的なら、自殺とかすれば、それで果たせてしまう。

 その意味で、道中の中に目的を見出さないと、生きる気にはならない。

 道中という過程の中に、様々な目的が発生し、それに向かうことになると考えたほうが志気が上がる。