川崎フォトエッセイ  その1009  偽物       HOME

 世の中には偽物がある。しかし本物とは違う意味を持つ偽物もある。この場合、偽ではなく、別物だろう。

 本物に近く似せ、本物と間違うほどの偽物は、本物に勝るメリットがあるため、作られるのだろう。

 偽物は、だますために造られることもある。本物と偽って利用する行為は確信犯だ。この場合、偽物よりも本物のほうが価値がある。

 本物を越える偽物もある。本物よりも利用範囲が広かったり、本物にはない多くのメリットが含まれている場合だ。

 見た目では本物そっくりの造花がある。指で触れると作り物だと分かる。この場合、だまされたと思うと同時に、その技術を称えたくなる。

 はっきりと偽物だと分かる造花は、微笑ましい面もある。しかし、こちらが造花だと思っていたものが風車だったりすると、意味が違ってくる。

 

 

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