川崎フォトエッセイ  その1233 肉付け      HOME

 何かよく分からないものに対しては、イメージを沸かせ易い。

 特に決まった形式がそこから見いだせない場合、様々な解釈が可能だ。

 その場合、そこで沸かせるイメージは、実用性のない遊びとなる。なぜなら、見せ方の情報が欠けているため、誤読されても仕方がないためだ。

 いろいろな想像を楽しむのは個人的には自由だ。

 個人的な見え方は、その人でしか理解出来ないような背景の上で成り立っている。そのため、他の人に話しても分からないだろう。

 共鳴する人がいたとしても、同じ音であるかどうかは分からない。

 また伝える側も、適当に話していることもある。本当はそう思っていなくても、話として面白いので、そう語っていることもある。

 その場合、保証のないまま発せられるのだが、受け取る側がそれに肉付けすることもある。