川崎フォトエッセイ  その1306 文字情報      HOME

 文字情報には具体的なイメージが見えないが、想像することは出来る。当然その想像は見る側のソースに頼ることになる。

 画像はイメージを具体的に表すが、それが指している現実とは異なっている。それはあり得ないもの、現実にはないものを顕してしまうことがあるからだ。

 情報としての正確さは、言葉のほうが明快だが、その言葉の意味が分からなければ、見当外れな解釈となるが、それは与える側の問題ではなく、受け取る側の問題だろう。

 ただ、その受け取る側の弱点を狙った言葉もあり、どちらとも取れるような言葉が使われることもある。決してそれは間違いではないのだが、その先に、逆転してしまう罠があったりする。

 その言葉を、どこで見かけたのかにより、その言葉の真意が分かることもある。同じ言葉でも、場所が今度は、その意味の側面を語ってくれるのだ。

 画像には余計なイメージが追加されることが多く、それに騙されることもある。

 

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