川崎フォトエッセイ  その1327 イメージ記憶      HOME

 子供のころ見た形式は、奥深さがある。それは、いきなり、イメージとして、その形式が入り込むためだろうか。

 その形式の意味とかが分からない状態で、いきなりそれを見た場合、いきなり埋め込まれるような、刷られ方をする。

 子供のころ見たものは、現実以上のインパクトがあり、大人になると、それは遠い記憶として、豊かなイメージを残したまま埋まっている。

 物事が分かりすぎてしまうと、その仕掛けについてのうんちくとなり、そのものに対しての純粋な感想ではなくなることが多い。

 これは、意味として理解してしまうパターンに填るためだろう。

 子供のころ見た誤解した現実は、大人になれば、幻想や妄想にしか過ぎないのだが、イメージ記憶としての強度があり、エネルギーの源泉になることもある。

 

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