川崎フォトエッセイ  その1388 ある小道       HOME

 慣れた道を歩くときは、その風景にも慣れているため、それなりに落ち着く。

 それだけ刺激が少ないためだろう。

 しっくりと落ち着いて見れる風景は、日常的にこなれた場所であっても、落ち着かない場所は、やはり落ち着かない。逆に、殺伐さなどを知っているため、最初からその反応で見てしまう。

 おそらく誰かが好んでいそうな小道がある。その小道に初めて入ったときも、昔から知っていたような馴染みを感じる。

 その小道も歩道が整備され、造られた歩道となると、わざとらしさが先に出てしまい、しっくり感が消えることがある。

 何気なくそこにある小道が、お気に入りの小道で、それは作られたり、演出が加えられたものであった場合、その作為に対して、足が浮いてしまう。

 何気なくそこにある小道は、ずっとそのまま画策しないで、そっとしておいて欲しいものだ。

 

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