川崎フォトエッセイ  その1403 そこに居る       HOME

 密度の濃い場所では、何が潜んでいるかは、分からない。

 重要なものが潜んでいる場合もあれば、よくあるものが居るだけのこともある。

 見る者にとっては、それは潜んでいるものとしてしか映らなくても、別の人にとっては、それしか見えないほど、顕れていることもある。

 最初から眼(ガン)をつけている人にとっては、居るべき場所に居るだけのことだろう。

 人の興味は多彩であり、対象に対しての関係の仕方も異なる。

 特殊な関わり方をする人にとって、他の人々が関心さえ示さないものでも、非常によく見ているものだ。

 常のそのことを思っているためで、そのことが結果的に見えやすくしている。

 いつもそこに居るのに、感心のない人にとっては、存在しないのと同じもの、が沢山ある。

 

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