川崎フォトエッセイ  その1462 道具       HOME

 単純な道具は、見ていて分かりやすい。

 手や指や腕の延長のような道具は、身体運動から推し量りやすいためだ。

 また、歴史があり、さらに今も使われている道具類は、見慣れていることもあるが、それがそこにあっても違和感を感じにくい。

 違和感が生じるのは、なんのための道具なのかが分からない場合だろう。

 見慣れた道具類でも、置き場所により、違和感が生じることもあるが、その道具に対してではなく、その取り扱いについてだ。

 時代が進むほど、道具が機械にまで発展する。

 機械は、ある目的に特化した道具で、それ以外の使い方が出来ないこともある。

 たとえば電気掃除機は、杖にはならない。

 また電気掃除機を分解してしまうと、部品のほとんどは死んでしまう。二次使用がしにくい。

 

川崎フォトエッセイ  その1462 道具       HOME