川崎フォトエッセイ  その1482 真面目な商品      HOME

 商店街や市場は歩いているだけでも楽しい。そして生活用品や食料品や衣料品などの真面目な商品である場合ほど気持ちが落ち着く。

 市場の衣料品はファッション性ではなく、実用本意のもので、なければ困るような衣料を扱っている。

 食料品もグルメ系のものではなく、安くて量が多いものが歓迎される。

 特に主婦が主客の場合、品揃えもそれに合わせたものが生き残るようだ。

 近くにスーパーがあっても、個人商店の集合体である商店街の通りのほうが買い物をした感じになる。

 行き交う人たちも店外にいる。スーパーと違い、単なる道でもあるため、買い物客以外の人も通っている。

 昔も市が立っていたのは、街道が交差する場所や、人が出入りしている場所だ。市が先にあるのではなく、人の流れが先にあったのかもしれない。

 

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