川崎フォトエッセイ  その1512 現代写真      HOME

 今風すぎる風景は、風景写真になりにくいが、今風と思っていたものが、徐々に古いものとなってくると、風景写真の仲間入りする。

 写真で言う風景とは、多くは自然の景観や、古い建物などが多い。

 たとえばターミナル付近の街角は、風景写真とは言いにくく、スナップやドキュメンタリー的扱いを受ける。

 また、古典的ではない建物が多い都心では、デザインジャンルや、造形的写真の展開になりやすい。

 ある個人が適当に写した写真には、様々なジャンルが写り込んでいる。

 その場合は、個人的視線などが感じられるが、一枚の写真からでは、それは分かりにくい。

 ある個人が、街中でも、それを風景として写すことがある。その解釈は、個人の選択にかかっている。

 その選択の中に、時代を感じることもある。

 

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