川崎日誌 2002年3月 川崎日誌  HOME

●3月31日 日曜
 起きると夜になっていた。夕方に行く喫茶店アマンへ行く。ここも9時には終わるので、閉店間際だ。
 昨日作った煮物が、どうも灰汁が多く、満足に食べることが出来なかった。闇から闇へ残りを葬るしかない。単純荷駄に紺だけを炊いて食べれば良かったのかもしれない。いろいろ入れすぎると、わけの分からないものとなる。
 風邪症状は緩和しているが、薬を飲んだためか、逆に妙な感じとなった。
 小説「模擬試験」をアップ。

●3月30日 土曜
 起きると夕方の5時になっていた。これはやはりまずい。寝起きは、閉店近い麦わらへ行く。
 漫画ライブラリは、「猟奇の発明」をアップ。
 風邪症状は、ましになっているが、鼻のムズムズは、治まらないし、お腹の調子も、不安定だ。
 今日はよく晴れているし、暖かい。桜も満開で、花見にはもってこいの週末だろう。しかし、夕方まで寝ていたのでは、夜桜となる。
 昨日買ったフォトインパクトで遊んでいる。粘土細工のような感じで、3Dの絵が描ける。しかし、そのタッチを使って、何を書くのかとなると、途方に暮れてしまう。
 ドローで、書いた絵を、変形させるタイプなのだが、輪郭線と内側の塗りという関係ではなく、独立している。まあ、輪郭線で、円を描き、それを球体の塗りにした場合、輪郭線が残っていると、球体らしくないはずなので、輪郭線は必要ないのだろう。輪郭のパスが、線なしというわけではなく、最初からセットになっていないようだ。
 前バージョンとの違いは、フリーハンドで、自由曲線や、パスが書けるようになったことだろうか。こういうのを使い、ボタンやアイコンを作ったりする分には、柔らかくて良いかもしれない。
 先日、NHKをつけっぱなしにしていると、デジスタをやっていた。デジタルアートのコンテストだ。
 印象としては、ジャンルとしては幼いのだろうか。審査員もデジタルな人で、全くデジタルとかに関係のない、詩人とか小説家や画家が入っていても、いいような気がする。まあ若い世代に向けての番組であり、登竜門なので、仕方がないのだろう。若手漫才コンテストのような印象だ。
 確かに、このジャンルは、どう扱っていいのか、分かりにくいのかもしれない。
 しかし、作っている人達は楽しそうで、少なくても、こつこつと時間をかけて、何かを作っていくという面白さは伝わってくる。
 しかし、そういうものを見ていると、アナログ的な世界が、逆に光ったりする。小さな、スケッチブックで、ちょっと絵を書いてみたくなったりするかもしれない。そして、その一枚を、人に渡しても、迷惑がられないだろう。ダウンロードや、このファイルを開くプログラムが見つかりません、とかの警告も出ないだろうし。

●3月29日 金曜
 起きるとかなり遅かった。雨の中、稲野駅前麦わらへ行く。映画音楽喫茶より、麦わらの方が明るいため、寝起きはこちらの方が好ましいようだ。
 風邪症状はまだ続いている。鼻がくしゃくしゃする。薬を飲むと、かなり眠くなり、動きもローになる。まあ、薬を飲んでから、するとこと言えば、寝ることで、それ以外のことはしない方がいいのだろう。
 週末、この雨で、花見関係は、危ういかもしれない。しかし、今年は桜をゆっくり見るようなことはなく、もちろん花見イベントもない。その後、バイクで山桜でも見に行こうかと思っている。
 漫画ライブラリは「猟奇の発明」のネームを打ち直している。半分ほど進む。この作品は、ガロで書いたものではなく、プレイガイドジャーナル社から「猟奇王」の単行本が出るときに、書き下ろしたものだ。しかし、ガロの猟奇王とは、それなりに繋がっている。
 風邪症状で、食欲がないため、簡単な調理しかしていない。ニラと卵とエビを炒めたりしている。こういう炒めものは、煮物より、時間がかからない。少なくとも、湯が沸騰する時間より、フライパンが暖まる時間の方が短いためだ。
 昨日は、夕方、ミドリ電化で、フォトインパクトというグラフィックソフトを買う。バージョンが5になって、しばらくなるのだが、アップしていなかった。
 パッケージを開き、マニュアルを取り出すと、4のマニュアルとほぼ同じだった。追加機能箇所の説明が入っていたが、特に凄いというわけではなさそうだ。
 このソフトは、マクロメディアのファイヤーと同種のソフトで、ウェブ用画像に強い。あらかじめ用意されている見本の組み合わせを、当てはめれば、あっという間に、変形や演出効果を与えることが出来る。つまり、一から作っていく必要がないところが、特徴だろうか。
 前バージョンでもあった、HTMLへの書き出しが、テキストを含めて出来る。画像中心にウェブページを作るときには、便利なようだが、その機会は、少ないだろう。また、サイトへのアップも可能で、更新とかも出来る。マイクロソフトのFTP以外にもオリジナルFTPも用意されているようだ。
 それよりも、ドローで書いたものを、ウェブに特化した変形が加えられるのが、楽しい。簡単な3Dが一発で可能で、しかも、微調整も出来る。この微調整を数値でやる場合と、サンプルで確認して当てはめる場合と、サンプルそのものをリアルタイムで動かして、当てはめる場合とがあり、分かりにくい設定を多角的にフォローしているのが、好ましい。
 こういう、図形などの変形を、一発で、アート的にやるのは、お絵かきソフトよりも楽しめる。万華鏡を見ているようで、楽しい。

●3月28日 木曜
 鼻症状用の風邪薬を飲んで寝たのか、起きると、鼻が乾燥しきっていた。しかし、まだムズムズする。
 寝起きは、いつものように稲野駅前麦わらへ行く。道すがらは晴れており、気持ち良かった。気温も高いようで、暖かい。
 漫画ライブラリは「猟奇の発明」の画像修正が終わっていたので、ネームを打ち直す。「猟奇が原」は、その後続けてネーム打ちの予定。しかし、「どあほシリーズ」と交互にアップしているので、順番は未定だ。
 桜が咲いているようだが、新しい部屋に引っ越してから、桜並木の歩道を通らなくなったため、桜情報に疎くなった。
 スーパーで「立ち食いそば」のセットを買う。生そばと、スープが付いており、3食分ある。それをかごに入れ、うろうろしていると、よく行っている「つかしん」の立ち食いそば屋でパートをしているおばさんを見かける。勤務後、スーパーへ寄るのだろう。
 値段的には、立ち食いそばセットを買った方が遙かに安い。しかし、あのおばさんが作ってくれるそばも悪くはない。そばだけを食べるのなら、スーパーので、かまわないのだが、店屋で食べると、添加物が違ってくる。その添加物の一つが、このおばさんだ。そういう情報が、立ち食いそば屋では見えやすい。作っているところが、もろに見えるためかもしれない。
 

●3月27日 水曜
 風邪継続中。寝起き、まだ背中や肩が痛い。
 漫画ライブラリは「二廃人」のネームを打ち直し、アップする。ライブラリも、それなりのボリュームが出てきたが、まだまだだ。隠居仕事なので、ペースが遅いので、先はまだ長い。
 昨夜は、風邪気味だったが、深夜の堀池口ファミレスへバイクで往復。行きは小雨、帰りは土砂降りだった。しかし気温が高いので、寒さはなかった。
 最近、寝起きに行っている稲野駅前麦わらは水曜日は休みなので、映画音楽喫茶へ行く。ランチタイム帯など、とうに過ぎているので、よくすいていた。
 沖縄方面の津波はなかったようだ。昨日は寝起き、テレビをつけたときにやっており、そのまま喫茶店へ行き、戻ってから、またテレビをつけたのだが、特別報道番組とはなっていなかった。
 昨日、バイク往復中に濡れたズボンが乾いていない。これは、はいていたほうが、乾きが早いので、少し冷たいが、はいた。雨の日、ズボンが濡れても、そのまま数時間経過すると、自然に乾いているのと同じだ。これは、体温で乾かすのだろうか。

●3月26日 火曜
 起きると、すっかり風邪を引いていた。背中の関節が痛い。喉や頭も、ギシギシ。
 昨夜は夜中にバイクでファミレス往復した。かなり寒かった。
 野間のユートピアで京極夏彦の「絡新婦の理」を買う。それで、鞄が重くなり、背中にずしりと来る。
 漫画ライブラリは「二廃人」のネーム打ち直し。この漫画は「どあほシリーズ」だ。
 風邪症状で、ダウン気味だが、幸い、急ぐような仕事がないため、のんびり出来る。
 今日は、昨日よりも暖かくなっている。
 NHKの「ほんまもん」のラストシーンを見ていると、画面が急に日本地図となり、しばらく無音。津波警報らしい。既に津波は到達しているらしい。沖縄本島の、もっと南だ。映像は、那覇港を写している。2メートルの津波が、既に到達しているはずの島の映像はない。その近くの役所へ電話で情報を聞いているが、何ともせいのない返事だ。何事も起こっていないような語り口だ。
 津波は地震によるものらしいが、震度は1ぐらいで、揺れを感じなかったのだろう。
 震度5とかの街へ、電話し、ほとんど震度5らしい被害が出ていないのを、聞くと、大したことがなくてよかったと思うものの、3ぐらいではなかったのかと、思ってしまう。震度5の場所なのだから、震度5らしい模様を想像してしまうためだろう。
 しかし、NHKのニュース速報からニュース中継に至る情報発信は、他のメディアよりも、有効だと思う。世の中で、何か妙なことが起これば、テレビをつけると、分かるという仕掛けだ。他の番組を中断してまで、報道する辺りは、さすがに公共性のある局だと思う。デマになりそうな憶測などは語らないのもよい。

●3月25日 月曜
 やっと天気が回復。晴れている。しかし、風邪症状があり、元気ではない。
 寝起き、稲野駅前の麦わらへ行く。煙草が切れていたので、たばこ屋を経由した。
 ランチタイムはすぎているのだが、満席に近い。全員主婦だ。おしゃべりをしている席は、普通だが、一人で、ぽつんと座っている主婦が二組いる。どちらも煙草を吸っている。そして、ケーキの皿がある。ケーキを食べ、煙草を吸っている感じだ。特に何かをしているわけではない。一人は手帳を見ている。もう一人は妄想中だ。
 年齢は50をすぎているだろう。僕の母親などの世代が、喫茶店で、座っているという図は考えにくい。この種の一人で座っている外出着姿の主婦は、パチンコ屋の前の喫茶店などでたまに見かけるが、住宅地のなかの喫茶店ではまれだ。だが、駅が目の前にあるので、これから、都心部へ行くのかもしれない。
 漫画ライブラリ用の「猟奇が原」の画像を修正する。次はネーム打ちだが、その前に「どあほシリーズ」を先にアップする予定だ。

●3月24日 日曜
 昨日と同じ気候で、小雨降り、肌寒く、しかも風がある。花見の季節には、こういう日が多い。花冷えだろうか。しかし、開花が早すぎて、その気になれない。
 寝起き、稲野駅前の喫茶店へ行く。既に昼は過ぎているので、客はカウンターに一人いるだけ。常連と言うより、店の人の知り合いだろう。
「鉄鼠の檻」を読み終えたので、似たような別の作家の本を買ったのだが、失敗した。相性が悪いのだろう。文庫本で数冊に分かれている。気のあった作家なら長くつきあえるのに、残念だ。どうも女流作家の小説は苦手なようだ。海外の女流作家なら、それほど苦手とは考えないのだが。
 京極夏彦とは相性がよい。一連の京極堂シリーズには、世界があるからだ。現実離れしていると言うより、そのぎりぎりのところで踏みとどまっているためだろう。そしてセンス的な面で「あのこと」を共有していることだろう。
 フィクションの世界は、独自の世界が、結界として張られていることで、浸れるのだろう。現実味や人物描写よりも、その結界が張られているかどうかが、小説を読む面白さとなるようだ。
 やや風邪気味なので、静かに部屋に居る。漫画ライブラリ用の「猟奇が原」の修正を続ける。無機的な作業だが、やることがはっきり分かっている単純作業は、結構安全地帯だ。

●3月23日 土曜
 春一番風な風に吹かれたためか、やや風邪気味。
「漫画ライブラリ」の「猟奇が原」画像修正も、あまり進まず。
 稲野駅前の麦わらへランチタイムに行く。満席ではなかった。一人客で、四人席占領となるが、仕方がない。
 今日のランチタイム客層は主婦が多い。その中に一人男性客が入ってきた。よく見るとスーパーの寿司屋さんだった。二度ほど、この人に烏賊を捌いてもらっている。それなりに、この駅前も商店街風潮内が成立しているのだろう。確かに稲野駅前商店街があるのだが、規模は小さい。そして普通の店が並んでいるだけで、アーケードとかもない。偶然駅前に店を出しているだけの商店街だ。
 

●3月20日 水曜
 今日は、いつもの睡眠時間だったので、普通に起きてきた。
 昨日は久しぶりに近所の緑電化へ行く。富士の新しいデジカメが出ていたが、アーサー1600での撮影では、100万画素少しのサイズのなるようだ。しかし、僕としては300万画素のカメラでも、そんな大きなサイズ(面積)で写すことはないので、問題はないのだが、キャンドルモードとかのアイコンがあって、そこへ入れてからの撮影、とかになると、面倒な気がする。自動的に感度が上がってくれるのがありがたいのだが。オート感度はでは200固定のようだ。それはよいとしても、操作インターフェースが、どう見ても誤操作しやすい8方向ボタンだ。これでズームまでやってしまうのだが、このカメラが縦型のコンパクトサイズなので、ズームレバーやボタンを独立出来ないのだろう。その8方向ボタンは非常に小さく、真ん中を押すとメニューが立ち上がるため、撮影中ズーム操作をしていてメニューが立ちやすい。
 また、レンズカバー式のカメラは、このカバーが開かないトラブルが起こる。これは物理的なもので、障子紙が張ってあるようなものなので、ポケットに入れていると、その障子紙を触ってしまいやすい。そのへこみで、立て付けが悪くなり、動かなくなるのだ。レンズキャップ式なら、その故障はない。
 見た感じは、レンズカバー自動閉鎖、レンズ自動飛び出しの方が、様になるのだが、故障の原因を作るようなものだ。以前に買った同じ富士のカメラも、それで、戸締まりが悪くなり、うんともすんとも言わなくなった。ラフに持ち歩けない弱点がある。
 それで、比較的安全なのは、カプセル型で、引き戸を引くとレンズが出てくるタイプだ。いわばスライド式の巨大なメインスイッチと言うことだろう。この方式の方が、撮影タイミングはつかみやすい。電源オンボタンを探すのに、苦労しなくてもいいからだ。
 しかし、引き戸が電源スイッチであることを知らないで、電源ボタンを探し続けると言うこともなくはないが。
 その意味で、キャノンの横長式カプセルカメラは、かなりラフに扱えそうだ。宝石のような貴金属的カメラのようなイクシよりも、操作性やホールディングはよいというか、ラフに扱える。古墳の石室にデジカメをつっこんで、撮影しているところを、テレビでやっていたが、その学術チームは、このカメラを使っていた。やはり、棒のように長いので、くくりつけやすいのだろうか。
 このキャノンのカメラ、300画素と400画素の二つのタイプがあるが、300画素の方がアーサーを800まで上げることが出来る。富士の1600増感が画素数を落としてでの撮影という意味から、画素が上がると、感度上げが苦しくなるのだろう。

●3月19日 火曜
 また夜型へ移行の気配。しかし、午前中には起きている。昨夜は夜更かしだったが、そのままずれるわけではない。昨日と似たような時間に一度目が覚めたので、そこで、すんなり起きればよいのだ。
 寝起き、映画音楽喫茶店へ行く。季候がよくなったのか、暖房が止まっている。逆に寒い。夏の冷房の寒さよりはましだが…。
「漫画ライブラリ」用の「猟奇が原」の画像修正をするが、あまり捗らない。この後に書いた「猟奇王奈良電撃作戦」で、一連のガロの猟奇王シリーズの連作は完結している。
「猟奇王国」「レトロ帝国の逆襲」と、単行本書き下ろし猟奇王で、また、復活する。「レトロ帝国の逆襲」は、まだ本屋さんで注文すれば、手に入るだろう。河出書房新社だ。
 そして、幻堂出版から出る「大阪ダンジョン」が、最新の猟奇王単行本と言うことになる。
「大阪ダンジョン」のゲーム版が「猟奇王ダンジョン」で、これは、まだ何も作っていないが、ガロ連載前に、そのつもりで、ゲームと共通のフォーマットで書いた。そのため、ゲーム化は簡単なのだが、別に誰かに、それを作ってくれと、言われたわけではないので、作りかけもしていない。その前に「川崎ダンジョン」の続きを先に作る必要があるので、それが終わってからでないと、スタートできない。
 いずれも隠居仕事である。

●3月18日 月曜
 もう、寒の戻りとかはないのか、すっかり春めいている。
 昨日はスパゲティを作る。ニンニク、生姜を食べて、健康に、とかのテレビをやっていたので、その調理方法を試してみた。テレビでは、かなり大量のニンニク生姜を使っていた。入れすぎではないかと思えるほどだ。
 早速スーパーで、ママースパゲティの一番安いのを買い。ニンニク生姜を買う。生姜はたまにおろし生姜を鍋物に入れていたので、普段から使っている。しかしニンニクはかなり癖があるので、使い方を間違えると、逆に体調がおかしくなるので、最近は遠ざかっていた。
 ニンニク生姜をそれぞれみじん切りにする。スパゲティがゆで上がりそうなので、急いでいたのと、「利家とまつ」が始まるので、調理スピードを速めるため、荒っぽいみじん切りになった。つまり、かなり細かく刻まないと、スパゲティに絡んでこないはずだ。
 フライパンにバターを入れ、みじん切りにしたニンニク生姜を炒める。テレビでやっていたままだ。さらに茄子も入れる。茄子用に水も入れる。
 スパゲティは、ラーメンになりやすいので、水分は控える。しかし、みじん切りが荒いため、スパゲティに絡んでこない。分離している。そこで、困ったときのマヨネーズを、投入。最後の騙し兵器だ。このマヨネーズで、とろみを出し、ひっつけようとする魂胆だったが、荒いみじん切りが後々まで、影響し、接着しきれないまま、完成させた。
 まあ、どうせ、口の中に入れば、同じことなので、分離したニンニク生姜を箸でつまんで食べる。しかし、ニンニク生姜を、任意に食べている感じは、あまり好ましくない。スパゲティーを食べたときに、自然についてきているという感じに持ち込みたかったのだ。
 以前作っていたスパゲティは、マグカップに湯を入れ、その中にニンニク生姜のみじん切りとバターと塩こしょうを入れ、牛乳も少し入れ、箸で、かき回し、インスタントスープを作り、先にスパゲティを炒め、その上に、そのスープをぶっかけるというものだった。フライパンの中で作るスープよりも、落ち着いて、スープが作れるメリットがある。炒めながらスープを作るのは、タイミングが必要なので、これは熟練を要するためだ。
 10分で作り「利家とまつ」を見ながら、食べた。一つ間違えば、エゲツナイものが出来る可能性があった。
 ニンニクは血を綺麗にしてくれるというか、流れがよくなるところの映像実験を見ているので、その効果を確かめた。5分ぐらいで、その効果が出る恐ろしい食べ物だ。これはタマネギを切って、15分間放置してから、調理しても、その効果があるらしい。ニンニクもタマネギも似ている。
 食後、体がすぐに熱くなってきた。暖房には好ましいが、既に気候はよい。
 昨日は「漫画ライブラリ」用の「猟奇が原」をスキャンし、画像修正。いつもの時間のかかる作業だ。これをやると、他のことが出来なくなるのだが、こういった無機的作業で時間をつぶす間も必要だろう。少なくても、次に何をしてよいのかが見えているので、何も考えなくてよいから楽だ。

●3月17日 日曜
 暖かい日曜日。もう春が来たような陽気だ。部屋に籠もっているのがもったいないほどなのだが、行楽の予定はない。
 大相撲大阪場所の中継を、3時過ぎから夕方まで見るのを楽しみにしている。夕方になると、西日の差し込みで部屋の温度がかなり上がり、息苦しいほどだ。
「漫画ライブラリ」の原稿をスキャンしようとすると、欠けているページがあり、中止した。こちらで抜いた覚えはないので、どこかで抜かれたのだろう。原画展などで、ページを抜かれることがあり、それを戻していないのかもしれない。漫画の原画など、展示する必要は何もない。原画は原稿で、印刷用の版下なので、生原稿は見せるものではないと思う。
 そういえば最近は漫画原稿そのものがなく、データが原稿になっているため、オリジナル原稿は紙の上にはないため、原画が存在しない状態になっている。そのため、イベントなどの時、原稿を展示できない状態だ。
 出版社が、原稿を返してくれないことが多い。邪魔くさいのだろうか。原稿は作者のもので、原稿料をもらっても、それは原稿を売ったわけではない。きっちりとした出版社なら、雑誌とかに掲載後、すぐに送り返してくれる。
 ボランティアで書いた原稿でも、返却は当然だ。返却するどころか、別のところで無断で二次使用されることもある。出版者側に、その原稿を「差し上げた」わけではない。原稿料も払わず、しかも平気で二次使用されたのでは、たまったものではない。
 作者としては、意向外の場所で、原稿を無断で使われたりすると、著作権を考えてくれていない出版社や編集員を、その後信頼しなくなるのは当然だろう。
 以上のような相談をたまに受けることがある。原稿を返してくれとは、言いにくいのだろう。
 

●3月16日 土曜
 今日もまた温度差がある。日中の温度が暖かすぎるのかもしれない。一日の中に冬と春が同居している感じだ。
 京極夏彦の「鉄鼠の檻」を読み終える。分厚い本だったが、それほどボリュームを感じなかった。まだ、講談社ノベルズ版の長編は残っており、読むのが楽しみだ。一気に読んでしまうと、楽しみが減るので、残しておいた方がよいかもしれない。なかなか面白い小説に巡り会うことはないからだ。探せばあるのだろうが、偶然買った本の方が、期待も少ないので、発見する楽しみがある。予備知識無しの方が、楽しめる。
 スーパーでまるまる一本の烏賊をぶつ切りにしてもらう。150円と安いのだが、タンパク質が多そうだ。バター焼きにして食べた。
 

●3月15日 金曜
 米をやっと買う。スーパーで、一番小さい袋なので、持ち帰りやすい。昔のように大きな米袋を担いで、ということにはならない。まさか、米俵のまま持ち帰りはないだろう。精米していないだろうし。
 今日は朝から暖かい。しかし空模様は怪しい。こういう日は頭が痛くなりやすい。
 締め切り仕事が一段落したので、新しい画風の練習をしている。画風のチューニングは、趣味のようなものだ。何かの必要性から、画風を作るのではなく、画風を作るために作る感じで、絵としての実用性はない。
 今回の画風は、線画に徹したもので、それはいつもの絵の中にも出ているのだが、そのタッチで漫画を書くとなると、話はまた違ってくる。
 書きたいものが画風と言うことになると、かなり抽象的だ。キャラクタやストーリーのために、画風は決まるものだが、それがない状態で、画風だけ考えるのは、実用的ではない。
 結局は落書き的なタッチで、すらすらと書ければ気持ちがよいだろうな、という程度の発想だ。
 パソコンを使って書く絵はCG画臭くなる。結局は誰がやっても似たような処理になりやすい。一体誰が書いているのかと思う。フィルターが書いているのだろう。
 その意味で、CG(コンピューターグラフィックス)に逆行する方法の方が、味わい深いものが出るような気がする。
 と、言うようなことを考えながら、数点のカットを書いてみたが、果たして実用に耐えられるかどうかは、分からない。まず本人が「行ける」と踏まないと駄目なようだ。

●3月14日 木曜
 米が切れたので、お好み焼きを作って食べている。昔は、このお好み焼きを「洋食」と呼んでいた。ソースをつけて食べるので、洋食なのだろうか。小麦粉を薄く焼くのは、大昔からあったような気がするのだが、中に入れる具が洋食的なのかもしれない。
 普通の小麦粉をメリケン粉と呼んでいる。メリケン波止場の、あのメリケンだ。つまり、アメリカから来た粉だ。だから、メリケンを使った食べ物は、洋食なのか。
 最近焼いているお好み焼きは、お好み焼き専用のを使っている。しかし、お好み焼きの多くは、キャベツを入れたり、いろいろなものを入れるので、生地そのもののうまみは、よほど目立つものが含まれていないと、希薄だ。
 昨日は夏のように暑かったのだが、今朝は寒い。この寒暖差が、曲者だ。
 小麦粉は、小麦なのだが、小麦をそのまま炊いた麦飯は、常食しにくい。その意味で、米はランクが高い。米を粉にして食べる必要がない。粉にしなくても、そのまま炊いて食べると、御飯粒という口当たりを味わえる。このねっとり感が、美味しいし、調味料なしで、食べられるのも、主食の貫禄だ。さらに餅米になると、贅沢な食べ物となる。それだけに、餅は高い。
 

●3月13日 水曜
 昨日は、もののけ紀行の原稿を書き、原稿を送る。これで、締め切り越えの仕事は一段落した。この三週間ほど、なぜ忙しかったのか、よく分からない。大した量の仕事をしているわけではないのに。
「はっぴいえんど」のCDジャケット模写は無事届いたようだ。苦労の模写だが、実際には無機的な作業をやっているだけなので、書いている時間に比例しての疲れはない。はっきりと趣旨を決めてくれている仕事は、安心して出来るので、ありがたい。書く側も何をやればよいのかが、はっきりするからだ。
 漫画ライブラリ用の「猟奇王 大阪猟奇戦争 ロマンの日は遠く」のネーム打ち直しを終え、アップする。久しぶりのライブラリアップだ。忙しかったので、手がつけられなかった。ライブラリ用の最新猟奇王は「猟奇のレトリック」になっているが、間違って先にアップしてしまったものだ。そのため「ロマンの日は遠く」は挿入という感じになる。
 富士から出ている新しいデジカメは、機能面で魅力を感じる一品だ。それはアーサー感度1600相当で、撮影出来ることだ。確かにローソクの光でもストロボ無しで、撮影できる。
 似たようなCMはヤシカカメラにもあったように記憶している。こちらは、レンズそのものが、大口径で、1.7ぐらいのレンズをつけていたはずだ。今、一番明るいデジカメ専用レンズはオリンパスの1.8が最高だと思う。それをアーサー400で撮影すれば、ローソク光源での室内は、写せるだろう。または、オリンパスお得意の手ぶれ補正機能レンズなら、ブレは少ないようにも思える。
 レンズが暗いと、レンズだけでは必要な光を満たせないので、シャッタースピードを落とし、光が入る時間を稼いで、適正露出にするわけだが、15分の1秒以下になると、どうしてもシャッターを押したとき、カメラの揺れで、像が流れる。
 そこで、感度の高いフィルムを使えば、わずかな光でも、反応してくれるので、暗いところでの撮影は便利になる。しかし、アーサー100のフィルムに比べ、粒子状態がよくないという欠点がある。
 もっとも写真の場合、無理に増感して、粒子を出す方法もあり、そのほうがコントラストが上がり、迫力のあるブツブツ写真が出来、リアルに感じることもある。
 今回の富士の1600増感は、フィルムではないので、光を如何に吸収するかの受光メカニズムの新機軸だろう。つまり、デジカメで暗いところを写すと、ノイズが出る。その問題を、新しい受光メカが、さらに増感的撮影で、すんなり写ってしまうのなら、これは、凄いことだ。
 一般のデジカメでも、マニュアルで800ぐらいまでは、感度を上げることは出来る。しかし、かなりざらつくため、懐かしいような写真になる。昔のポケットカメラや、ハーフサイズカメラで写したような色合いや粒子状になる。これはこれで、楽しいのだが、諦め方の方便である。
 この前、ミノルタの超薄切デジカメを買ったばかりなので、悔やまれてならない。ミノルタのそれはアーサーは自動で200までしか、上がらないし、しかもストロボ自動発光の癖が悪く、オフにしても、電源再投入後、自動になるため、昼間でも、逆光の時は、自動発光してしまう。これでは隠し撮りどころか、バレバレになる。一度、マクドでそれをやってしまい。爆破犯人のような気分になった。幸い、アイレベル撮影ではなかったので、カメラを触っているときの誤操作のように、見せかけ、難を逃れた。

●3月12日 火曜
 昨日は、二台のデジカメを持ち、取材に行く。一台は、胸のポケットに常駐しているので、持ち出すという感じではない。超コンパクトデジカメは、屋外でのラフな撮影では少し物足りないようだ。操作がちまちましているためだろうか。
 屋外ではほとんど液晶モニターは使えないので、デジカメ独自の機能は、そがれてしまう。それがもったいないと思う。
 今回はミノルタの一眼レフタイプのデジカメを持ち出した。写りや操作性は文句はないのだが、一眼レフといっても、光学式ではないので、液晶を見ている感じとなる。このカメラはシャッターを押した瞬間、一眼レフカメラと同じように、ミラーで画面が一瞬消えたように見える。結局は、撮影できたことを、知らせてくれるので、ありがたい。たまにデジカメを使うと、シャッターボタンを押しても、半押し状態で、切れたように思うことがある。それで、撮影を終えると、一枚も写っていなかったとなると、冷や汗が出るだろう。

●3月10日 日曜
 起きると夜だった。停滞していた夕方起きが動いた。ミスド閉店まで、間に合う時間だ。ここから、一気に夜型から昼型へ持っていきたいところだ。前回の逆転の時は、割とすんなり移行することが出来た。結局、怖いほど眠れば、ずれ幅を稼げる。
 昨日は久しぶりに梅田に出て、漫画の話をしてきた。
 戻ってから、名古屋みそ煮込みうどんを久しぶりに食べ、CDジャケットの裏側の人物だけを、何とか完成させた。後は背景を書き込めば完成する。
 合計2枚の絵なのだが、たった二枚で、これだけ時間がかかるのは、実際にはLPサイズの大きな絵を書いているためだ。仕上がりは小さくても、密度は同じなのだ。
 寝る前、お腹がすいたのだが、食べるものがなかったので、牛丼屋へ行き、鮭定食を食べる。牛丼屋の窓に、大きく「豚」とポスターが貼れているのが印象的だ。この文字は、白地にくっきり浮かぶ文字で、牛肉が怖いのなら、豚もあるぞ。と、呼び込んでいるようだ。また、「豚」の文字が、魔よけのようにも見えた。「豚」は、安全な護符のような感じだ。
 牛丼屋で、僕は肉はほとんど食べない。朝定食の鮭や、麺類がある牛丼屋なら、うどん類を食べている。結局肉類は、その調理の仕方からか、脂っこくて、胸焼けするためだ。
 

●3月9日 土曜
 相変わらず、起きると夕方。しかし、まだ陽があるうちに起きているので、ましだろう。
 昨日と同じで、寝る前の早朝に稲野駅前麦わらへ行ったので、今日は閉店間際の映画音楽喫茶へ行く。実際には同じ日なのだが、朝が夕方になっているため、ややこしくなっている。
 夜起きでは、寝起き、喫茶店も閉まり、スーパーも閉まるので、日常生活が危うくなる。幸い、夕方起きは、その危険度は低い。
 昨日は、久しぶりに焼き餃子を作る。スーパーで見ると、焼き餃子にも結構種類があり、選択に迷うほどだ。食後、珍しく、胸焼けした。いつも野菜を煮たようなものばかり食べているので、脂っこいのは久しぶりだ。
 春めいてきているが、やはり、まだまだ寒い。朝夕の冷え込みがきつく、真冬並みの暖房が必要だ。
 昨日はCDジャケットの裏側を書き始めた。模写ではないので、すぐに出来るだろう。
 

●3月8日 金曜
 昨日と同じ時間に起きる。相変わらずの夕方。明日あたり吹田もののけ紀行へ行くので、明るいうちに出かけないといけない。そうなると、早起きするしかなくなる。
 今回の夕方停滞は、長くなっている。
 寝る前に稲野駅前の麦わらへ行ったので、寝起きは、夕方行く喫茶店だ。映画音楽喫茶は閉店間際なので、行けなかった。
 昨日の夜は久しぶりに堀池ガストへ徒歩往復。歩く方が健康的によいのだが、やはりまだまだ寒い。また、朝の冷え込みはかなりのものがある。油断できない。
 CDジャケットの表紙を何とか完成させる。それなりに模写でき、しかもLPサイズからCDサイズに落としているので、見た目は、単なる縮小コピーのように見えてしまう。しかし、よく見ると、ずれがあり、模写であることが分かる。LP表紙をデジカメで写し、それを画像変換しても、同じようなものが出来てしまう。まさか、ドローソフトで、書いているとは思われないだろう。
 これで終わったわけではなく、実は半分で、まだ、裏表紙がある。
 最近忙しいが、実際には、ノーギャラの仕事や、手間だけがかかる仕事をやっているだけで、時間だけが過ぎていく。自分がやりたいことで、時間が消えるのは、問題はないが、頼まれ仕事で、時間がとられるのは、何とも言い難い。やはり、仕事に対する報酬がついてこないと、仕事とは言えないのかもしれない。原稿料は、慰謝料なのだ。

●3月7日 木曜
 起きると夕方。もっと遅く起きたかったが、目が覚めてしまい、夕方起きで停滞している。
 昨日は、フラッシュからイラストレーターへ変換したときの色の違いを、イラストレーション側で修正。フラッシュはRGB(3原色掛け合わせ)なので、イラストレーションに渡したとき、違った色になることが、かなりある。
 しかし、イラストレーションで色を塗るのは、至難の業なので(閉鎖されていない複数の線だけで囲まれている面)フラッシュ側で、ペイントソフトと同じような塗り方で、あらかじめ塗っておく必要がある。そうすれば、新たに塗りだけの図形が出来るので、イラストレーションでもバケツツールや、属性変更で、色を変えることで、塗ることが出来る。
 この場合でも、非常に細かい面積の塗りが、散らばっていると、面倒なことになる。
 結局、RGBの数値を直接各色に打ち込んで、色をそろえた。
 フラッシュのカラーパレットは、アドビソフトでも読み込めるはずだが、相手側がカラーパレットファイルを切り替えたり出来る人でないと、無理かもしれない。
 色目の問題があるので、カラーは、GIFファイルで渡すことにしている。どうせ、ウェブセーフカラー以上の色数は使わないので。
 ちなみに、フラッシュ、カラーで書いたファイルを印刷すると、とんでもない色になる。印刷用の黒を含めた四色ではないためだろう。3色で、黒を出すため、黒が締まらないし、他の色も、モニターとは違う色になっていることがある。こういうのを、合わせるのは、大変だ。いくらやっても出来ないものなら、無駄な時間を使う羽目になる。同じファイルを、GIFに落として、印刷すると、そのままの色が出る。
 しかし、イラストレーターのファイルの方が、印刷では扱いやすいようだ。色目は、モニターの色そのものが違うので、微妙なところである。
 以前なら、印刷屋さんがやってくれるようなことを、最近は編集者側がやるのだろう。単純な色指定で、着色出来た時代の方が、描き手側としては楽だ。その色指定も、薄目の赤、とか、明るい肌色。とか、言葉で指定できた。
 イラストレターでファイルを送ると、相手は楽できるが、こちらは面倒だし、ファイルサイズも大きいので、GIFのみに統一する方針である。GIFなら、サンプルをネット上でも、見せることが出来るので。
 ミドリ電化にイラストレーターの最新アップグレード版が売っていたので、昨日、見に行ったのだが、売り切れており、なかった。
 昨日も、ジャケット模写の続き。何とか、輪郭だけは書けたので、後は、細かいタッチを入れていくところまで、こぎ着けた。早く仕上げないと、吹田もののけ紀行の取材が間に合わなくなる。

●3月6日 水曜
 起きると3時。昨日は、早く寝てしまった。ちょっと仮眠するつもりが、本寝になってしまった。
 水曜日は稲野駅前麦わらは定休日なので、映画音楽喫茶へ寝起き行く。仮眠状態からの本寝は、起きたとき、よく眠ったような気にならない。
 昨日は、急ぎの仕事が入ったので、ジャケットの模写は、あまり進まなかった。
「鉄鼠の檻」は半分ほど読み進んだ。お寺の様子が分かって興味深い。

●3月5日 火曜
 今日は、寝る前に稲野駅前の麦わらへ行く。寒の戻りがあったとき、風邪を引いたようだ。
 昨日も「はっぴいえんど」のCDジャケットの模写の続き。ラフな模写でよいと思っていたのだが、少し狂っていると、やはり気になるもので、きっちり気味に書いてしまった。時間がかかっているのはそのためだ。別に適当な感じで、似させただけでもかまわないのだが、かなり我慢して、似させている。この辺りは、妙な心境だ。
 一枚の絵で、これだけ時間がかかるとは考えなかったので、締め切りを超過してしまった。自分の絵なら、成り行きで、どうとでも書けるのだが、既に答えがある絵を描いているのだから、合わせる必要がある。
 しかし、単純作業なので、他のことを考えながら、出来るのは、絵を描くときはありがたい。これが文章なら、常にCPUをフル稼働させないといけない。絵は、目とペン先が黙っていても、動いてくれる。
 パソコンで書くメリットは、レイアウトが狂っても、範囲指定で、ずらして修正できることだ。井形をくむような感じで、適当に書いても、部分的な縮小や拡大が効く。
 しかし、最終的には目測で決まる。今回は、見本をした絵にせず、見本を見ながら、書いているので、かなりアナログ的だ。トレースするのなら、デザイナーに頼めばよいことで、自分なりの目測の誤りからの変化が味になるはずだ。つまり、作為的ではなく、自然に歪んでしまう辺りの面白さが狙いだと思う。見本と違うところは、同じ太さの線で、全て書いていることだ。これだけでも、変化だろう。
 最近は、思いっきり怠けた絵を描こうとしているのに、今回の模写は拷問だ。しかし、絵が細かいほど、無機的なことをしている時間の方が長くなり、これもまた、怠けていることになるようだ。
 文章は、言葉に捕らわれてしまうが、絵は小手先に捕らわれやすい。捕らわれてしまったと感じたとき、生き生きとした感じが薄くなる。と、言うようなことは、漫画通信講座で、また、書くことにする。

●3月4日 月曜
 起きると4時前だった。さすがに焦る。
 タバコが切れたので、自販機が近くにある映画音楽喫茶へ行く。この時間さすがにすいている。
 昨日は、立ち食いそばの味という生そばとスープの三色セットを食べる。外食をしていた頃は、寝起きにそばを食べていたものだ。その味より、スーパーで買った、このそばの方が美味しい。不思議だ。
 このそばはもっちゃりとしており、大きな鍋で湯がかないと解れてくれないほどだ。
 別鍋で、溶かし卵を作り、どんぶりに入れたそばの上に卵スープを流し込む感じだ。刺身風かまぼこと、ネギ一本分まるまるをトッピング。本格的なそばが出来た。満足を得た。
 昨日は、音楽CDのジャケットの続き。これがくせ者で、なかなか進まない。LPのジャケットをそのまま模写するのだから、時間はかかる。
 しかし、やることがはっきりとしており、単純作業なので、模写は職人的趣を味わえる。写経をしているような感じで、時間的な疲労感は少ないし、イメージ的な問題で、決断を迫られるというような創作的迷路はない。
 ただ、締め切りをすぎているのに、進みが遅いので、焦るぐらいだ。物理的に一定の時間がかかるのは分かりやすくてよい。
 模写は、ジャケットを見ながら、大まかに写しているだけなので、手書きと変わらない。ただ、フラッシュで書いているので、修正はたやすい。模写し損なった辺りに可笑しさが出るようだが、こちらは失敗しているので、複雑な気持ちだ。

●3月3日 日曜
 起きると12時。テレビでは琵琶湖でのマラソンを中継をしていた。
 寝起きは稲野駅前の麦わらへ。ランチタイム帯だが、日曜なので、人はいない。この喫茶店は、駅前にあるため、近所の客だけではないので、変化がある。こういった風通しのいい店は好きだ。
 昨日は、幻堂本用のイラストを送る。今まで絵を書くのは面倒だったが、今回のイラストは、楽しめたので、ちょっとイラスト方面も面白くなった。写真や、漫画のコマとは違い、ダイレクトな気合いが発散できる感じだった。
 次のイラストは「はっぴいえんど」のLPデザインを、そのまま模写せよという依頼だ。大きなLPを貸してもらったのだが、それを小さなCDに模写するのは、大変だが、パソコン上では、拡大できるので、問題はない。表は林静一さんのイラストだ。これを真似ることになるのだが、ほとんどが風景画で、つげ義春風だった。裏は人物写真が、細々と並んでいる。これも模写するのか、と、思うとぞっとするが、依頼目的がはっきりしているので、迷いはない。模写すれば、それでよいのだから。
 このCDジャケットも直接東京へメールで送ることになる。封筒に詰め、郵便局やコンビニから、送ることを考えれば、遙かに楽だ。
 これが終われば、吹田もののけ紀行の取材へ行くことになる。今日は良く晴れているので、このまま天気が持てばよいのだが…。

●3月2日 土曜
 起きると12時。お昼の麦わらへ行くが、客はいない。土曜日のためだろうか。
 昨日は単行本用のイラストの続き。12点ほど、ほぼ完成する。今日中には送れるだろう。漫画ではないので、さっぱりしたタッチで書く。今まであまり書く機会がなかったタッチで書けたので、楽しかった。
 音楽CDジャケットの催促も来ていた。そろそろ取りかかることにする。パソコンで書くとき、まず書式から作ることになる。パソコンはピクセル単位なので、ミリやセンチは目安でしかない。どこかで割り切れないところが出る。しかし、CDジャケットの比率は正方形なので、非常に書きやすい。B版やA版は端数が出るので、面倒くさい。
 最近続けて、イラストばかり書いている。しかしソフトはアドビのイラストレーターを使っているわけではない。たまに表示を確認するだけだ。
 咽頭炎症状が続いていたが、少しましになった。タバコの吸いすぎかもしれない。
 京極夏彦の「鉄鼠の檻」は、かなり読み進んでいる。三分の一ほど来た。分厚い本なのだが、すらすら読める。喫茶店で読むだけなので、長持ちする。しかし、持ち歩くのは重くてかさばる。
 ケータイエディで、携帯のデータをパソコンに取り込むことに成功。パソコン側でメールを書くことも出来る。それを携帯側に送る。携帯側では「送信メール」の箱に入る。それを再編集コマンドで起こして、改めて送信する感じだ。しかし、USBを突き刺したり、携帯側のパスワードをタイプしたりとか、結構手間取ることが分かる。
 以前は、住所録とかをパソコン上でも作っていたのだが、わずかな件数を重いアプリで作るのは、面倒くさいので、テキストファイルにしていた。住所録は住所や電話番号がメインだが、郵便を送ったり、電話することはほとんどない。
 実用性が高いのは、メーラーのアドレス帳だろう。メールでのやりとりの方が多いためだ。
 ケータイエディは、単に繋がっただけで、満足してしまった感じだ。

●3月1日 金曜
 起きると11時。少し早起きだ。
 寝起き、稲野駅前の麦わらへ行く。ランチタイム帯。一人客のビジネスマンがテーブルを専用。四人がけのテーブルはこういうとき不便かもしれない。
 昨日は幻堂出版から出す元本屋さんが書いた本のイラストをスタートさせる。一応読まないと書けないので、読書。12点ほどのイラスト。先日書いた音楽CD用の10点の勢いで、一気に書く予定。イラストやカットはその場限りで書ける。漫画の一枚のコマは、同じ絵でも、連続するので、イメージだけでは書けないが、イラストはイメージで書けるので、気楽だ。それだけに気合いが必要なので、疲労度は高い。
 昨日は猟奇王玉手箱用「猟奇王大阪ダンジョン」表紙の着色。月末の締め切りが多いと思っていたら、既に月初めとなっていた。音楽CDのジャケットも残っているし、取材付きの吹田もののけ紀行も締め切り日を過ぎてしまっている。
 仕事は固まってある方がペースは作りやすい。たまにぽつんとあると、起動が遅くなる。しかし、本当に収入になるような仕事は少ないが、やることがあるだけましだろう。
 ケータイエディタという、携帯データをパソコンに取り込むソフトを買う。携帯メールは、入力しにくいためだ。送信メールのテキストをパソコン側でタイプできればありがたい。その機能があるのだが、まだ、インストールしたばかりで、試していない。それ以前に携帯でメールを書く頻度はほとんどない。
 携帯メールを書くとき、慣れない機種だと、30分ほどかかったりする。ちまちまとしたメールアドレスとかをタイプするのは苦痛だ。そんなことで、時間が消えていくのは、もったいない。
 固定電話より、携帯電話の方が遙かに数が多く、インターネットも携帯からの方が多い。ほとんどメールの送受信でのインターネットだと思えるが、時刻表など、生活情報を得るための仕掛けも進んでいるはずだ。
 しかし、モバイルパソコンぐらいのステージ性がないと、落ち着いて向かえない。
 昨日は大根、人参、牛蒡、水菜と揚げ豆腐を煮た。分厚く切った大根を煮るのに時間かかる。多い目にに水を入れ、放置している。
 

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