川崎フォトエッセイ  その26  ファミコン    ←前 次→  ホーム


 路地で子供が遊んでいる姿を見ることが少なくなった。部屋でファミコンゲームをやっているのだろうか。

 まあ、遊べるような「良質な路地」は、昔の街にしかないので、新興住宅地の道路では、車が入り込むので、危なくて遊べないのが実状かもしれない。

 路地での鬼ごっこも、ゲームの中の迷路に取って代わった感じだ。 道路は車が通る所。歩道は人が歩く所、と、すっかり区分けされてしまい、遊ぶ場所も限定されてしまった。

 境界線が曖昧だと危険なのは分かるが、今まで、それとなくひと繋がりだったものが、途切れてしまい、別な問題も出てきそうだ。

 日常の中で、自然と身につけた常識のようなものは、曖昧な境界線上で得たように思う。

 その常識は情報的なものよりも情緒的なものが多かったような気がする。