川崎フォトエッセイ  その247  暴走天使    ←前 →次  HOME

「暴走天使」とペインとされた落書きを、何カ所かで発見する。落書き行為そのものが、すでに暴走なのだ。他の場所には、中学校名も書き込まれていた。僕もその中学を卒業している。

 この中学は、体育祭の練習で、拡声器から流れるだみ声や罵声で、昼間寝ている僕としては、迷惑したものだ。電話して苦情を言おうとしたが、ボルテージが上がらないと、なかなかできない。それにここで興奮すれば、さらに眠れなくなるので、取りやめた。

 小学生に対しては、先生の言葉も穏やかだが、中学生になると、言葉が厳しくなるようだ。

「暴走天使」の落書きは、数日後、消されていたが、ブロック塀にされたものは、まだそのまま残っている。

 興味深いのは、祠の近くで、さすがに祠の壁に落書きするのははばかったのか、急所(笑)をはずした場所に落書きされていた。