川崎フォトエッセイ  その357  中学校    ←前 →次  HOME

 小学五年生から六年生へ進級するように、六年生から中学生へと、そのままなだらかにに進めないものだろうか。と、いうのも、小学校と中学校とでは、段差が強すぎるのである。

 ほとんどの小学校は私服である。だが、中学校は制服が多く、規律も厳しくなる。小学七年のような感じで、中学一年になるのではなく、語弊があるが軍隊に入ったようものになる。

 中学高校は、似たようなもので、大学や専門学校になると、服装もまた小学校に戻ってしまう。

 小学生は子供扱いだが、中学生は、大人のルールを適用させようとしている。しかし、その個人が自覚的に、ある日を区切りとして大人世界に入る決意をするのならともかく、環境的にその中に投げ込まれるので、ショックは大きいだろう。

 それがまあ社会だと言えばそれまでだが、日々覆い被さってくる大人のルールを消化できるのだろうか。