川崎フォトエッセイ  その946  食べ物       HOME

 食べ慣れたものは安心だ。以前食べたことがあり、他の人も多く食べているものは、すんなりと食べられる。

 新しく登場する食べ物には好奇心は走るが、単に調理方法が違うだけのものなら、食べ方の問題になる。

 メニューを見ただけで、それが何であるのかが分かる食べ物は安心だ。さほど食べるものには興味はなく、何か食べたいと思うとき、安定した食べ物を選ぶことが多い。特に美味しいとか珍味とかへの期待ではなく、適当に食べるときは、選択する手間を省きたいことがあるからだ。

 食べ物に関しては、美味しさにこだわる必要はない。また、まずい食べ物など、滅多に存在しないだろう。少なくても普通の町の食べ物屋では。

 逆に美味しいものを作ろうとしすぎると、調理方法に癖が出てしまうのか、味わいの好みが別れてしまいやすい。

 素直な食べ物が、最近少ないような気がするのは、取り上げる頻度が少ないためだろうか。