川崎フォトエッセイ  その1058  色を付ける       HOME

 普段の物は、実用的な物が多い。その中にも、それなりの体裁が施されているが、最小限のものにとどまるのが普通だ。

 実用的な物は、そのままでも機能するのだが、人目に触れる可能性がある場合、むき出しのままでは愛想がない。

 その品物が、普通の日用雑貨店でパッケージ化されて売られている場合、これは完全に商品で、それなりの体裁が施されている。

 実用品としての機能と同時に、その品物への購買意欲をそそるものが加えられているのだ。そうでないと、同種の他の商品が売れたりする。

 購買意欲に貢献する色やデザインは、同時に買った人が設置したとき、それを他の人が見たときにも貢献するはずだ。

 しかし、簡単に色を付けられる商品は、何処か安っぽい。色つけに対してのコストがかかっていない商品なら、尚更だ。

 しかし、本当に味わい深い色は、簡単に作れないと思う。