川崎フォトエッセイ  その1183  表情の裏       HOME

 人は極端な表情をしなくても、気持ちの中で驚いていることがある。それを見せないことをポーカーフェースと言うが、それが出来ない人もいる。

 感情が顔に出る人は分かりやすいのだが、それだけに顔色をうかがって話すことになりやすい。

 相手の顔色は、かなりの刺激物なので、出来ればよい表情を引き出したくなる。

 相手を喜ばしたいのだが、そうではないアクションが必要なときもある。この場合、無表情な人相手の方が、刺激が少ないかもしれない。

 人の表情には共通した形がある。それは幼い頃から見てきた感情表現だ。その学習能力で推測しがちだ。

 気持ちとは裏腹な表情を作ることも学習する。  相手が笑っているからといって機嫌がよいわけではない。不機嫌そうでも機嫌が良いこともある。