川崎フォトエッセイ  その1186  札所       HOME

 霊場は、昔からあるネットワークだ。

 個々の寺などが札所などで結ばれている。巡礼で回るのは関係者ではなく、一般のユーザだ。誰でもそのコースに乗ることが出来る。

 霊場は修験者ではなく、庶民的な願い事で回る人の方が多い。

 そこは個々の寺がどうのというより、霊場とか札所とかの抽象的なレベルで繋がっている。そうでないと宗派の違いで、行けない場所も出来てしまう。

 プロの修行者は宗派などが問題になるだろうが、一般の庶民にとっては、場所が問題なのだ。

 単に国々を歩くよりも、ポイント地点があったほうがメリハリがある。それにコースとなっている場合、その地を踏みやすい。

 寺の境内とかにもミニ札所とかがある。これはアイコンやインデックスのようなものだ。

 精神的な事柄は何でも通ってしまう。