川崎フォトエッセイ  その1380 流布       HOME

 世の中にはよく分からないが、よく見かけるものがある。

 それが在る場所などで、どのジャンルに属しているのかが分かり、それを見ればだいたい、何に属する仕掛けなのかが分かる。

 言葉や文字よりも、そう言う形となった視覚的な情報は、全体的な雰囲気や状況と合わせて見るため、何となく意味が分かるような気がする。

 また、同じ形のものを、何カ所かで見ると、広く流布されている形式であることも理解出来る。

 世の中の常識というものは、そう言うものの積み重ねで出来るのかもしれない。

 常識はずれとは、世の中の色々なものに接する機会が少なく、空気が分からないと、逸しやすくなる。

 そのものの実態を知らなくても、それに対峙する態度なりを観察していると、どう言うものに当てはまるのかだけは分かるはずだ。

 あとはそれに相応しい待遇をとればよい。決してそのもののことを知らなくてもかまわない。

 

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