川崎フォトエッセイ  その1391 日和       HOME

 晴れているだけで気持ちがよいことがある。

 しかし、青空を見ているだけの余裕もない状態がある。それを見たからと言って、何かが解決するわけではないからだ。

 だが、目先のことではなく、遠い世界があり、引いた世界もある。

 日常の暮らしぶりとは関係なく、晴れたり曇ったりする。その人の感情とは無関係にそれは綿々と続く営みだ。

 宇宙にも終わりはあるかもしれないが、今の人が生きている間に消える畏れはまずない。

 その規模の長さは、永遠に続いて射るものとして認識すればよい。少なくても、その人が今やっているようなことに比べれば、かなり長いスパンのドラマだ。

 空を見ると、地上を見る感じもある。天と対になった地だ。

 地球が丸いとかは、日常の中では認識しなくても良いことだ。地上の果ては地球の果てだが、それも日常の中では、聞き取りにくい話題だ。

 

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