川崎フォトエッセイ  その1449 不幸な時       HOME

 町ゆく人が平和な暮らしを続けているとは限らないが、おそらく平凡だが、普通に暮らしているのだと思える。

 その内情は分からないにしても、普通の暮らしの水平があり、その範囲内に収まっているのだろう。

 その普通の暮らしの中には不幸や喜びがある。それらは特に際だったものではなくても、暮らせていけると言うだけでも幸せな感じがする。

 のっぴきならない不幸がある。それは理不尽な不幸だ。

 理屈にあった不幸は諦めはつくが、理不尽な不幸は、普通の不幸ではない。

 つまり普通に暮らしているのに、襲いかかる不幸だ。

 しかし、どんな不幸や、心配事でも、我が身に迫った場合、それももまたのっぴきならないこととして、動転するかもしれない。

 それが普通の不幸であるか、とんでもない不幸であるかは、本人の受け取り方で決まるだろう。

 

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