川崎フォトエッセイ  その1450 パン       HOME

 米を使ったご飯屋は、もさいイメージがあるが、パンを使った店はモダンに見える。

 それはパンのほうが日本の食文化として新しいためだろう。

 ご飯の店は、炊き出し屋とおかず屋が合体した弁当の店や、大衆食堂、すなわちめし屋で、和風な感じだ。

 一方、焼きたてのパンをベースにした店は、洋食系である。

 焼きたてのパンを使い、様々に調理したパンは、ご飯を調理したおむすびよりも、当然バリエーションは豊かだ。生地だけでもパンのほうが幅が広い。

 だが、寿司のように、いくらでもバリエーションを増やすことも出来る。

 食べるに困らない人にとって、パンにするか、ご飯にするかは気分次第だ。

 ご飯は家で炊き、また炊き続けた長い歴史がある。

 パンを家で焼くのは、簡単ではないし、馴染みも少ない。

 同じ外食や、外で買う場合は、パンのほうが楽しいのかもしれない。

 

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