川崎フォトエッセイ  その1468 居心地      HOME

 居心地の悪い場所がある。

 そこが居座ってもいい場所であっても、なぜか落ち着かない場所がある。

 落ち着きがない人がいる。そういう人は恵まれた場所にいても、落ち着かないのだろう。

 時代そのものが落ち着けないように出来ている。のんびりと過ごしていると、時代から取り残されてしまう。

 この時代は、情報の時代である。既に変化した情報を、知らないままだと、要領を得ないことが発生しやすい。

 しかし、新しい情報を得るためには、よけない情報まで背負い込んでしまう。または見たくない情報まで目に入る。

 情報を得るために、情報を得るための情報が必要になる。

 情報だけが流れていても、または受け取っていても、人には処理スピードがあり、計算途中で放置することも多い。

 落ち着かないのは、情報が氾濫し、変化が激しいため、常に腰掛け程度の扱いになるためだろうか。

 

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