川崎フォトエッセイ  その1501 ローカルな心象       HOME

 心象風景は、心の中の風景のようなものなのだが、夢と同じように、過去に体験した何らかの映像が組み合わされて作られている。

 現実にあった風景でも、一度心の中にはいると、その人の世界の中に組み込まれる。

 つまり解釈の仕方で、風景が違ってくるのだ。

 それが現実では快い風景であっても、その人にとって不快であれば、それで世界が違ってくる。

 その違いは個々のシステムに依存しているため、心の中は、みんなまちまちだ。

 その意味で心象風景は曖昧なもので、普遍的なものではないが、共通する要素もある。

 個人のローカルな心象風景を公の場で語っても、それは昨夜の夢を語るようなもので、情報性は非情に低い。と、言うより、ただの寝言だろう。

 

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