川崎フォトエッセイ  その1502 既成       HOME

 昔はなかったものでも、ものが変わっただけで、似たようなものを指していることがある。

 簡単に置き換えられるものは、要領は同じなので、規制のパターンに当てはめやすい。

 古いものがベースになっている場合はよいが、新しいものの場合、既成の何かに当てはめにくいことがある。

 システム的に似ていても、同じではないし、その時代の心配事も同じではない。

 昔はそれで通ったことでも、今は通らないものがある。そのため、昔のものに簡単に置き換えて考えると危険な面も出てくる。

 今のものは今の時代の空気の中にあり、その感触がそれなりに分かるが、昔のものは言い伝えやなどで知る感じとなるため、感触としての情報がない。

 規則としてあっても、誰もそれを守っていなかったり、また、それは表向きの建て前だったりすることもある。

 古い分析から空気を読むことは、かなりのイメージ力と周辺データが必要だ。

 

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