川崎フォトエッセイ  その518  果実      HOME

 花よりも果実のほうが目立つ植物がある。花や葉を見ても、何かわからないが、実をつけているのを見てやっとわかることがある。

 人や動物の身体の箇所と、植物のある一部が似ていることがある。それは大昔の人々も発見済みらしく、たとえで使うことがある。

 また大きさに関しても、米粒ほどの大きさとか小豆や大豆ほどの大きさなどと形容する。人と植物との関わりは長いため、表現の中に入り込んでいるのだろう。しかし、大豆や小豆は、昔ほどには見かけることはなくなった。

 あるものを見て、何かに似ていると感じるのは、あくまでも感じで、この感じは正確なものではないが、雰囲気としてはまさにその通りという言い当て方が可能である。

 ただし、これは表現としては曖昧で、きっちりと伝えたいときには饒舌な感じになる。