川崎フォトエッセイ  その756  日本的風景       HOME

 日本の風景、特に民家の風景は、いつまで後世に残るのだろうか。

 日本らしい風景と思われているものが、実は他国で発展した建築方法だったり、土木技術だったりする。それらがいつの間にか日本的風景として、イメージの中に浸透しているケースもある。

 その意味で、日本的というよりも、東アジア的と呼んでもよい。日本国内での風土差と同じような感じで、東アジア内でのちょっとした違いのように受け止めたほうがよい。でないと、日本のオリジナルが次々に剥がれていくからだ。

 僕らが漠然と思っている日本的風景、つまり和風的イメージは、文明開化以前、江戸時代までの風景を指すのかもしれない。つまり、時代劇が成立する世界だ。

 その意味で、江戸時代の時代劇の背景として使えそうな風景は、日本的風景なのかもしれない。