川崎フォトエッセイ  その1246 影をあてがう      HOME

 影が出来るためには、光の当たっている場所が必要だ。

 その意味で、光のさす場所には影が出来やすい。

 光のさす場所に影が出来るのは、何かが光を遮っているからだ。

 その遮っている影の実体のほうが、遙かに光を浴びている存在かもしれない。

 小さな存在では、大きな影を作ることは出来ない。

 影が出来いる箇所は、文字通り、その影による影響が出る。日がそのときささないためだ。

 曇り空では影もフラットになる。光源が点ではなく、雲などによって面となっているからだ。

 夜になると、月明かりが影を作るが、都心部では、さらに明るい人工光源のほうが影響は強い。

 人は光源を持つことで、複雑な影を作り出すようになったのだろうか。